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STUDENTS NOW! 大内 祥鼓 さん

やりたいことを全てやりきって夢を叶える!

初等教育教員養成課程 小学校専攻
夜間コース 5回生
 大内 祥鼓さん

ベンチに座って微笑む大内さん

 「私、何に対しても自信をもって取り組めちゃうんです」。2023 年春から大阪市の小学校教員として勤める、明朗快活な大内さんの印象的な言葉。どうしてそんな風に自信をもてるのかと質問すると、「ありがたいことに周りの方にめぐまれ、家でも学校でもたくさん褒めて育ててもらったからだと思います。そんな環境を学級経営という形で作って、子どもたちにも伝えていきたいんです」と目を輝かせて話し始めます。

 大内さんが教員をめざしたのは、小学校のときの担任がきっかけ。同じく愛媛県出身で本学に進学して教員になったその担任は、低学年時に学校でも甘えん坊だったという大内さんを優しく包みこんでくれたそう。「小学校教員になりたいと思ったのは、その担任が授業も行事も全部楽しく指導してくれる先生で、自分の学校生活で一番いい思い出だったから。あと、これは入学後に徐々に感じたことですが、驚異的に成長する姿を長い目で見られるのは小学校ならではだなって。低学年では『何を言ってるか分からへん』から始まって、中学年では対話、高学年では大人同士くらい対等に会話ができるようになるのってすごく面白い!」

音楽サークルの友人と写真を撮る大内さん

 まっすぐに小学校教員をめざし、中学?高校のときの職業体験でも小学校を訪問した大内さんは、「子どもの特性や保護者の教育に対する意識の傾向は、地域性や学校、塾に行っているかどうかでも違うし、十人十色の子どもと接するにはいろんな環境に身を置きたい」と進学塾や特別支援サポーターなど子どもに関わる多様なアルバイトに挑戦。ダンスや音楽、手話など多くのサークルにも所属しています。本学の夜間コースに進学した理由も、『日中に教育現場で経験を積んで夜に専門的な授業を受ける。日中に働いたお金で休日は趣味を楽しむ』というオンオフのある生活を魅力に感じたからだと話します。

ダンスする大内さん

 趣味のミュージカル鑑賞においても「劇団四季をよく観に行くんですけど、『身体一つでこんなに表現できるんだ』と、元気をもらいながら日々頑張っています(笑)」と、どんなことからも学びやパワーをもらっている様子。小さい頃から続けているダンスに、ゼミの研究テーマとしても取り組む大内さんの、小学校体育における表現運動、特にダンスに対する教員の心理的抵抗感の緩和をめざすことを目標とした、実践授業での研究成果も想像以上だったとか。

 「やりたいと思ってることって、きっと全部叶うと思います。だから、自分のやりたいことに全部挑戦して、やりたい気持ちを持ち続けて欲しいです。私も教師になりたいと思い続けて合格することができたし、海外に行きたいと思い続けていたら、卒業旅行でヨーロッパに行くことができました。大体のことは叶います!」と力強く語ります。

手話で「繋ぐ」を表現する大内さん

 そんなポジティブな心持ちとパワフルな実行力をもつ大内さんの「子どもたちが、まずは自分の良いところを見つけて自分の可能性をひろげ、自己肯定感を高められるような関わり方をしたい。そこで見つけた得意なことを将来の夢にも繋げてあげたい」という思いは、きっと子どもたちに伝わっていくことでしょう。


(2022年11月取材)
※掲載内容はすべて取材当時のものです。

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